Da Vinci のトラブル ABS樹脂定着不良とめくれ上がりの解決法

このサイトで以前の紹介したトラブルのなかで原因が特定できたことで、現在は回避できる様になった内容がありますので、紹介しておきます。

それはプリントプラットフォームにフィラメントが定着しないままプリントが続けられて成形ができないケース。

そしてプラットフォームに出力されたフィラメントの端がめくれ上がってしまった状態で成形されるケースです。

実はこの原因はプラットフォームが高温になりすぎてしまっているため起こっています。

通常 プラットフォームは90℃という温度に上げられてからプリントアウトが始まりますが、このときもちろん温度センサーが働いているわけですが、どうも温度センサーと基盤を繋いでいる配線の接触不良が起こっていたようです。

その為にプラットフォームが高温になってしまうようなのです。

それに気づいたのは温度上昇に時間がかかっていたので配線をチェックしていた時にそれに気づきました。

さらにプリントアウトが始まる前に温度が上昇しすぎていることが目視で確認できることもわかりました。

それは、最初にプラットフォームの右端に打ち出される試し刷り線を見れば温度が上がりすぎているかどうかが分かるのです。

この試し刷りではヘッドが前方から後方からさらに前方にUターンして打ち出されます。

そのUターンした端の箇所がもしめくれ上がっているようであれば、それはプラットフォーム温度が非常に高くなっていることを示しているようです。

必要以上に高温になると表面に塗布したプラスティック糊が変性してABS樹脂とうまく接着出来ないようです。

このことがわかってからプリントアウト時には2つのチェックをおこなうことにしました。

1つは配線の接触不良チェックすること。
90度までに上昇する時間が長いと感じたりしたら配線を2、3回手で上下させてやることで接触不良は解消されます。

そしてもう一つが、試し刷り線の状態をチェックすること、めくれ上がりがなくしっかりとプラットフォームに定着している事を確認する。

このチェックをするようにしてからはめくれ上がりや、定着不良がほぼなくなりました。

以前からこの右端に出力される試し刷り線がどんな意味を持つのかわからなかったのです、今回初めてその使い方を知るに至りました。

皆さんも参考にしてください。以上。